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森正人氏(三重大学教授)講演会

7月21日(土)に講演会「ターナーが見たもの/ターナーを見たもの-19世紀のイギリス社会から考える」が開催されました。講師は、森正人氏(三重大学教授)です。文化地理学がご専門の森先生による講演会は、ターナーを19世紀社会の視点から考察するという、画期的な論点を持つ内容となりました。

産業革命の動力源として石炭は重要なものでした。けれども、ターナーは炭鉱地として有名な土地であっても、炭鉱を描かない作例があることが紹介されました。また、ターナーが生きた時代には、恐怖の土地だったり、そもそも人々の関心を引かない土地が、ターナーの死後、観光地や海水浴としてレジャー化された事例が紹介されました。

講演会終了後も、多くの聴講者から個別に質問が出るなど、熱気に満ちた濃密な講演会となりました。

次回の講演会は、8月19日(日)午後2時から、千足伸行氏(広島県立美術館館長/成城大学名誉教授)による「光は海峡を越えて:ターナーのロマン主義からモネの印象主義へ」(入場無料)です。ターナーと印象主義との関係にまつわる興味深い内容になることでしょう。美術史の碩学の先生による貴重な講演会です。こちらの講演会もお楽しみに。